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  • 2014/12/29

ソフトバンク流人材開発の基本理念は、「自ら取りに来る人にチャンスを与える」こと

連載:ソフトバンク人材開発の秘密 vol.3

前回までは、グローバル企業に成長したソフトバンクの歩みを紐解きながら、ソフトバンクに脈々と流れるベンチャースピリットや、300年先まで見つめる企業理念、今後のグローバル戦略などについて紹介した。第3回は、こうしたソフトバンクグループの戦略を支える上で最も大切な“人”とその育成について、人材開発を担当する同社の源田 泰之氏に話をうかがった。

<連載一覧>

“ソフトバンクバリュー”に基づく人材育成が大きなミッション

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ソフトバンク モバイル、ソフトバンク テレコム、ソフトバンクBB
人事本部 人材開発部 部長
源田 泰之氏
──まず、源田さんが関わる業務について簡単に教えていただけますか?

 源田 泰之氏(以下、源田氏)■ソフトバンクグループにおける人材開発について、主に携わっています。社長である孫 正義の後継者を発掘して育成する「ソフトバンクアカデミア」というプログラムと、グループ全体の研修を担当する「ソフトバンクユニバーシティ」、そして新規事業の提案制度によって、ソフトバンクらしいイノベーティブな人材の輩出を目的とする「ソフトバンクイノベンチャー」、この3つを主に担当しています。

──人材開発とのことですが、そもそもソフトバンクは“人”をどのように捉えているのでしょうか?

 源田氏■われわれに限らず、どんな企業でも基本は同じだと思いますが、事業を推進するうえで人材は非常に重要なポイントになります。我々人材開発部門の大きなミッションの1つは、ソフトバンクの事業戦略に合わせた人材を輩出していくことです。まさに事業を動かすのは“人”であり、それに則ってソフトバンクに必要な人材をどのように育成し、輩出すべきか。そういう大きな流れで考えています。

──今は変化がとても激しい時代です。ソフトバンクにはどんな人材が必要ですか?

 源田氏■われわれの価値観を示すソフトバンクバリューに基づいてNo.1企業を目指し、スピード感をもって仕事を遂行できる人材を求めています。

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ソフトバンクが掲げる「努力って=楽しい」という“ソフトバンクバリュー”。「No1」「挑戦」「逆算」「スピード」「執念」という5つのコアバリューを掲げている

 私のミッションとしては、やはり何といっても後継者の育成と発掘です。さらにソフトバンクは、30年後に5,000社のグループ企業の形成を目指しています。グループ経営を担える人材をしっかり送り出していかねばなりません。また世界一の会社になるために、グローバルな人材も必要です。

あくまで研修はトリガーに過ぎない。人を本当に成長させるのは経験

──では、どのような視点・戦略で人材開発を行っているのでしょうか?

 源田氏■人材開発とはいえ、「人を育てる」と言うと、非常におこがましく聞こえると思います。実際、たとえば我々がいくら研修を実施したからといって、立派な社会人になってくれるとは考えておりません。

 それよりも、“経験が人を成長させる”ということに着眼し、重きを置いています。いかに経験を積めるような環境を用意できるのか、いかにそういうチャンスの幅を広げられるのか、という点を常に考えています。

──なるほど。あくまで研修は成長するための下地やキッカケを与えるトリガーだということですね。

 源田氏■まさに、その通りです。私はソフトバンクのような企業こそ、人材開発が非常に重要だと考えています。というのも、われわれに脈々と流れてきた企業文化、ソフトバンクカルチャーのようなものをきちんと体現していくことが、大きな成長につながるものと信じているからです。そのカルチャーやバリューを持った人が育つ場所は、やはりソフトバンクの中しかありません。みなさんにソフトバンクらしい経験を積んでいただき、そこから優秀な人材が出てくることが理想の流れだと思います。

【次ページ】 マクロ的な視点では「Keep Young」を担保することが大きな課題に

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