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  • 2015/11/24

徳島のオープンソースコミュニティは、なぜ地元の課題を地元の力で解決できるのか

オープンソースカンファレンス徳島2015レポート

2015年11月、徳島県徳島市において、オープンソースカンファレンス徳島2015が開催された。徳島はオープンソースソフトウェア(OSS)の利活用という点では先進的と言える地域のひとつであり、同イベントも200名を超える人が来場するなど盛況だったが、そのような地域においてもイベント開催やコミュニティ形成において悩みはつきないようだ。同イベントで見つけた徳島ならではの情報をお届けするとともに、同イベントで行われたトークセッション「ITコミュニティの運営を考える」に焦点を当て、地方におけるITコミュニティが抱える悩みについて考えてみたい。

フリーライター 重森 大

フリーライター 重森 大

メインの活動フィールドはエンタープライズ向けITだが、ケータイからADCまでネットワークにつながるものならなんでも好きなITライター。現場を見ることにこだわり、毎年100件近い導入事例取材を行ってきた。地方創生の機運とともにITを使って地方を元気にするための活動を実践、これまでの人脈をたどって各地への取材を敢行中。モットーは、自分のアシで現場に行き、相手のフィールドで話を聞くこと。相棒はアメリカンなキャンピングカー。

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イベントの受付には徳島のゆるキャラ「すだちくん」の姿も

徳島では2度目の開催となるオープンソースカンファレンス

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 イベント当日は雨模様とあいにくの天気だったが、4トラック合計24セッションのセミナーにライトニングトーク、11の協賛、後援企業と22のコミュニティが展示ブースを構え、200名超の来場者が訪れた。それらの中から、筆者の目に付いたものをいくつか紹介していこう。

 まず、徳島県内におけるRubyの普及を目的にした団体「tokushima.rb」が展示していたのは、「スモウルビー」と名付けられた教育向けの開発環境。

 GUI画面上で各機能のブロックを組み合わせていくことで、コーディングすることなくプログラミングを体験できる。

 いきなりプログラム言語に触れるのではなく、まずはやりたいことをアルゴリズムとして整理して機械に実行させるという体験をしてもらいたいと考えて作られたものだという。各機能をカラフルなブロックで組み立てていく作業は、小中学生でも楽しめる。

 さらに進んだ体験を求める場合には、ブロックで組み立てて作ったプログラムのソースを見たり、直接ソースを編集して実行することもできる。自分が考えた動きをどのようなソースによって実現しているのか確認しながら実行するのもよし、ソースを少しずつ書き換えてプログラム言語であるRuby on Railsを学んでいくこともできる。

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一般展示ブースの様子

 画面上に描かれるブロックではなく、実際のレゴブロックを使ってプログラム体験を提供しているコミュニティもあった。手がけているのは香川大学工学部のサークル「プログラミング研究所(KBIT SLIP)」だ。オープンキャンパスや高大連携授業の際にレゴ マインドストームを使ったプログラミング講座を実施している。こちらも自分が考えた動きをアルゴリズムとしてブロックを使って組み立てることで、プログラマ的な視点を体験してもらう取り組みになっている。

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香川大学工学部によるレゴ マインドストームを使った展示

【次ページ】徳島の課題を徳島の力で解決する

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