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- 2015/11/24 掲載
徳島のオープンソースコミュニティは、なぜ地元の課題を地元の力で解決できるのか
オープンソースカンファレンス徳島2015レポート
徳島では2度目の開催となるオープンソースカンファレンス
まず、徳島県内におけるRubyの普及を目的にした団体「tokushima.rb」が展示していたのは、「スモウルビー」と名付けられた教育向けの開発環境。
GUI画面上で各機能のブロックを組み合わせていくことで、コーディングすることなくプログラミングを体験できる。
いきなりプログラム言語に触れるのではなく、まずはやりたいことをアルゴリズムとして整理して機械に実行させるという体験をしてもらいたいと考えて作られたものだという。各機能をカラフルなブロックで組み立てていく作業は、小中学生でも楽しめる。
さらに進んだ体験を求める場合には、ブロックで組み立てて作ったプログラムのソースを見たり、直接ソースを編集して実行することもできる。自分が考えた動きをどのようなソースによって実現しているのか確認しながら実行するのもよし、ソースを少しずつ書き換えてプログラム言語であるRuby on Railsを学んでいくこともできる。
画面上に描かれるブロックではなく、実際のレゴブロックを使ってプログラム体験を提供しているコミュニティもあった。手がけているのは香川大学工学部のサークル「プログラミング研究所(KBIT SLIP)」だ。オープンキャンパスや高大連携授業の際にレゴ マインドストームを使ったプログラミング講座を実施している。こちらも自分が考えた動きをアルゴリズムとしてブロックを使って組み立てることで、プログラマ的な視点を体験してもらう取り組みになっている。
【次ページ】徳島の課題を徳島の力で解決する
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