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- 2013/02/28 掲載
3つのイノベーションで“復活”するフェイスブック、その収益力は本物か?
【連載】世界ハイテク企業ウォッチ
2005年東京大学大学院情報理工学研究科修了。博士(情報理工学)。英国ケンブリッジ大学コンピュータ研究所訪問研究員を経て、2006年日興シティグループ証券にてITサービス・ソフトウェア担当の証券アナリストとして従事したのち、2009年3月にフューチャーブリッジパートナーズ(株)を設立。経営コンサルタントとして、経営の視点から、企業分析、情報システム評価、IR支援等に携わる。アプリックスIPホールディングス(株) 取締役 チーフエコノミスト。共著に『使って学ぶIPv6』(アスキー02年4月初版)、著書に『これならわかるネットワーク』(講談社ブルーバックス、08年5月)、『ネット企業の新技術と戦略がよーくわかる本』(秀和システム、11年9月)。『ビックデータ戦略』(秀和システム、12年3月)、『図解:スマートフォンビジネスモデル』(秀和システム、12年11月)。
ホームページ: http://www.futurebridge.jp

図1 Facebookの上場来株価。一時は上場時の半額まで落ち込んだが、ここに来て持ち直してきた。
実際、2012年5月にフェイスブックが提出した上場申請S-1書類のビジネス上のリスクとして、次のような言及から見て取ることができます。
Growth in use of Facebook through our mobile products, where our ability to monetize is unproven, as a substitute for use on personal computers may negatively affect our revenue and financial results.
(参考訳)
モバイル製品を利用したフェイスブックの利用は増え続けているものの、そのマネタイズ手法は実証されておらず、モバイル利用がPCを代替すると、収益、財務状態に悪影響を及ぼす可能性がある。
すなわち、スマートフォンによるモバイル化が加速するなかで、何も収益化の手立てがなされていないフェイスブックに将来性を期待できない、ゆえに、株価が下落する、というわけです。
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