開閉ボタン
ユーザーメニュー
ユーザーメニューコンテンツ
ログイン

  • 会員限定
  • 2013/05/23

セブンネットショッピング 鈴木康弘社長が語る、オム二チャネル時代のネット戦略

小売業の国内シェアトップを誇るセブン&アイ・ホールディングス。2013年2月末現在の総売上高は9.8兆円、イトーヨーカ堂やセブン-イレブン、そごう・西武など傘下企業の総店舗数は世界16か国で5万店を超える。このセブン&アイグループの中で、ネットビジネスを統括しているのがセブンネットショッピングだ。2012年にはグループ各社のショッピングサイトをセブンネットショッピングのサイト内に統合し、現在、オムニチャネル時代の到来を見据えた新たな価値創造のための取り組みに着手している。セブンネットショッピング 代表取締役社長の鈴木康弘氏が、セブン&アイグループのネット戦略について明かした。

西山 毅

西山 毅

レッド オウル
編集&ライティング
1964年兵庫県生まれ。1989年早稲田大学理工学部卒業。89年4月、リクルートに入社。『月刊パッケージソフト』誌の広告制作ディレクター、FAX一斉同報サービス『FNX』の制作ディレクターを経て、94年7月、株式会社タスク・システムプロモーションに入社。広告制作ディレクター、Webコンテンツの企画・編集および原稿執筆などを担当。02年9月、株式会社ナッツコミュニケーションに入社、04年6月に取締役となり、主にWebコンテンツの企画・編集および原稿執筆を担当、企業広報誌や事例パンフレット等の制作ディレクションにも携わる。08年9月、個人事業主として独立(屋号:レッドオウル)、経営&IT分野を中心としたコンテンツの企画・編集・原稿執筆活動を開始し、現在に至る。
ブログ:http://ameblo.jp/westcrown/
Twitter:http://twitter.com/redowlnishiyama

デジタル時代のカスタマーに対応するために必要な新しいチャネルの構築

photo
セブンネットショッピング
代表取締役社長
鈴木 康弘 氏
 ガートナー ITインフラストラクチャ&データセンターサミット2013で登壇した鈴木氏は、始めに米国小売業界の動向に触れ、今のデジタル時代に大きく変化してきているカスタマーにどう対応していくかが最大の関心事になっていると指摘した。

「その取り組みの一つとして、米国のみならず世界の小売業が、新しいチャネルの構築を目指している。」

 1990年代末までのインターネットの登場以前は、単一接点だった。消費者は何か欲しい商品がある時には、店舗まで足を運んで買い物をするしかなった。シングルチャネルの時代である。

 その後インターネットが登場し、消費者は本やCDといった特定の商品をネットに繋がった自宅のPCから買えるようになった。リアルな店舗以外でもネットショップやカタログ通販などを利用して、複数の接点で買い物ができるようになったのだ。ただし各チャネルは独立して存在している。これがマルチチャネルの時代だ。

小売業IT関連記事
 さらにそこから高速化した通信回線を背景に、ネットショップではより多彩な商品提供と見せ方が可能となり、リアル店舗とネットショップの間でポイントの共有ができるようにもなってきた。消費者は品揃えや価格比較などによってネットショップあるいはリアル店舗を選択するなど、自分の都合に応じてシームレスに繋がった複数の接点を使い分けるようになっている。これがクロスチャネルの時代である。

 そして今後小売業が取り組むべき重要なテーマが、オムニチャネルの構築だ。鈴木氏のいう、デジタル時代のカスタマーに対応していくための新しいチャネルである。

 スマートフォンの登場によって、今の消費者は家でも移動中でも、さらにはリアル店舗やネットショップの違いを意識することなく、購買活動を行うことができるようになった。オムニとは総合や全体などの意味で、オムニチャネルとはまさに、いつでも、どこにでも、選択可能なチャネルが存在するという状態である。

「これからのすべてにおいてスマートフォンがキーワードになるだろう。スマートフォンの普及によってお客さまは、ネットとリアルを行ったり来たりという行動を知らず知らずのうちに取られている。こうなってくると、我々小売業もきちんと対応していかなければならない。お客さまの視点に立ち、複数の接点をシームレスに繋げていく活用環境を提供していく。これがオムニチャネルの構築だ。」

【次ページ】セブン&アイグループのオムニチャネル戦略

流通・小売業IT ジャンルのトピックス

流通・小売業IT ジャンルのIT導入支援情報

PR

ビジネス+IT 会員登録で、会員限定コンテンツやメルマガを購読可能、スペシャルセミナーにもご招待!