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- 2014/07/02 掲載
元米国務長官 コリン・パウエル氏が語った、リーダーが実行すべき13のルール
社会貢献可能な事業に邁進するパウエル氏
同氏は「今回、日本へはビジネスマンとしてやってきた」と口火を切った。
固体酸化物形燃料電池技術を用いて、クリーンで安定的に電力供給を行う米Bloom Energy Corporationとソフトバンクは日本において合弁会社を設立しており、2014年6月17日、東京汐留ビルディングで 「Bloomエナジーサーバー」の運転を開始した。
パウエル氏は米Bloom Energy Corporationの社外取締役を務めており、その運転開始式に立ち会うために日本を訪れたのだ。
「東日本大震災を経験した日本が、今後、エネルギー需要を充たすためにこのテクノロジーを導入することを期待している」と言う。
現在、同氏はこうした社外取締役業のほかに、ニューヨーク市立大学シティカレッジ(CCNY)にコリン・パウエル政策学センターを設立し、ワシントン DC のMartin Luther King, Jr.牧師の記念碑、ベトナム戦没者記念碑の教育センター建設にむけた資金調達を支援している。講演の中で、同氏はさまざまな人種、性別、境遇、年齢からなる多様性にあふれた同センター卒業生のスナップショットを何枚も映し出し、“アメリカの未来を背負うリーダーだ”と誇らしげに紹介した。
リーダーとなった2人のティーンエイジャー
同氏はまた、“2人のティーンエイジャー”と題して、2枚の古いスナップショットをスクリーンに映した。1人はパウエル氏であり、1人は孫正義氏である。パウエル氏の写真は自分で撮影したものだといい、“今、セルフィー(自分撮り)が流行っているが、これを60年前に最初に始めたのは私だ”と聴衆を笑わせながら、自身と孫氏の共通点、相違点を語り始めた。
相違点として挙げたのが成績で、孫氏が学生時代に優秀な成績を修めていたのに対して、パウエル氏はあまりふるわず、ニューヨーク市立大学の予備役将校訓練課程(ROTC)で受講したミリタリー科目だけがストレートAであったため、軍人になることにしたと謙遜した。
「両親がすばらしかったのも二人の共通点で、彼らが“あきらめるな”と背中を押し続けてくれたことが、この2人のティーンエイジャーをリーダーの道へ進ませることになった」と、パウエル氏は2枚の写真をながめながら語った。
【次ページ】リーダーが実行すべき13のルール
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