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  • 2015/12/24 掲載

「オモテナシ」思想のマーケティングツールができるまで

トライベック・ストラテジー 後藤社長インタビュー(前編)

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トライベック・ストラテジーは2015年6月、オウンドメディア運用を助ける国産マーケティング・プラットフォーム「HIRAMEKI management」(以下、HIRAMEKI)を開発した。HIRAMEKIの強みは、日本特有の「オモテナシ」思想に裏打ちされたユーザビリティだという。このオモテナシ マーケティング プラットフォームを誕生せしめたものとは一体何か。前編では、トライベック・ストラテジー 代表取締役社長 後藤 洋氏がコミュニケーションとマーケティングを学んだ経歴からHIRAMEKI誕生の道のりを掘り下げる。
執筆:フリーライター 井上 猛雄

フリーライター 井上 猛雄

1962年東京生まれ。東京電機大学工学部卒業。産業用ロボットメーカーの研究所にて、サーボモーターやセンサーなどの研究開発に4年ほど携わる。その後、アスキー入社。週刊アスキー編集部、副編集長などを経て、2002年にフリーランスライターとして独立。おもにロボット、ネットワーク、エンタープライズ分野を中心として、Webや雑誌で記事を執筆。主な著書に『キカイはどこまで人の代わりができるか?』など。

(聞き手は編集部 佐藤友理)

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トライベック・ストラテジー 代表取締役社長 後藤 洋氏

すべての内定を蹴って、ソフトバンクに入社

――まずは、後藤様の経歴と御社の簡単なご紹介をお願いします。

後藤氏:学生時代はサッカー少年でしたが、ビジネスにも興味があり、慶応義塾大学に進学しました。卒論のテーマは「ビジネスモデル特許」で、どんなビジネスモデルが申請されているのか、国内外のビジネスモデルの違いなどを調べました。

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 ビジネスモデルについては、当時から欧米が圧倒的に強かったですね。一方、日本にも多くのビジネスモデルがあると分かりましたが、海外に向けた発信力が弱いという課題を感じました。

 そのうちにグローバルで日本の存在感を示せる企業で働きたいという思いが募り、マスコミ、広告代理店、商社などを目指し、最後に出会ったのがソフトバンクです。

 2000年当時、ソフトバンクにはブロードバンド事業も、携帯電話事業もなく、決して大企業ではありませんでした。しかし「孫正義大いに語る!!―ネット革命・新世紀への挑戦」(竹村健一著、1999/11、PHP研究所)という本を立ち読みして大きな衝撃を受けました。

 当時は、今ほどインターネットの時代ではなかったのです。しかし、その頃から孫社長は「インターネットの時代が来る」と予見していて、グローバルで本気で戦う人だと感じました。まだ日本ではそんな企業はなかったし、世界に打って出るためにソフトバンクがよいと。孫さんの下で仕事をしたい、そういう思いで、すべての内定を蹴って、ソフトバンクに入社しました。

【次ページ】ソフトバンクとトライベック・ストラテジーでの挑戦の日々
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