• 2015/12/04 掲載

インフォテリアとテックビューロが事業提携 金融システムコストを1/10以下に

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インフォテリアとテックビューロは4日、事業提携により両社のソフトウェアを組み合わせる専用接続アダプタを開発し、その実証実験を2016年1月から行い、同年4月から発売することを発表した。この影響を受け、インフォテリアでは同日、東証マザーズにて一時ストップ高を記録した。
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ASTERIA WARPを使ったmijinブロックチェーンの活用イメージ
 両社は協業により、金融システム構築・運用コストを1/10以下にする開発プラットフォームの提供を目指すという。

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 インフォテリアは、1998年に国内初のXML専業ソフトウェア会社として設立された。企業内のコンピューターやデバイスの間を接続するソフトウェアやサービスを開発・販売している。主力製品は「ASTERIA」。

 テックビューロは国内では唯一プライベート・ブロックチェーン実装技術を保有するフィンテック企業である。2014年6月に事業を開始した。現在はブロックチェーン製品「mijin」を開発中。同製品の発売開始に向け、準備を進めているという。

 ブロックチェーンとは、P2P方式によるデータ処理の基盤技術である。複数のコンピューターが分散型合意形成を行い、暗号署名しながらブロック単位で複数データを処理する。バックアップや冗長化も必要なく、コスト削減が可能であり、金融機関にも注目されている。

 協業内容としては、まず、異なるコンピューターシステムのデータをノンプログラミングで連携できるミドルウェア「ASTERIA WARP」と、クラウド上や自社データセンター内に、企業内や企業間で利用可能なプライベート・ブロックチェーン環境を構築できるプラットフォーム「mijin」を組み合わせた実証実験を開始する。その後、ブロックチェーン技術を広めるためのセミナーを共同開催。最終的に、「ASTERIA WARP」と「mijin」を接続するアダプタを開発・販売する。

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具体的な協業内容(予定)

 今後、「mijin」は、インフォテリアとの協業によりデータ接続のバリエーションを強化することや、共同セミナー等開催により、2016年度中に1,000ダウンロードを目指すという。また、インフォテリアのASTERIA WARPにおいても、今回の事業提携をきっかけに、金融機関に対するパッケージソフトの提案力を強化し、ASTERIAシリーズとしての金融機関での導入件数を2020年度には2015年度比で倍増を目指すという。

 インフォテリアのASTERIA導入社数は5,000社を突破し、企業データ連携市場(EAI/ESB)では9年連続シェアNo.1を獲得している。

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