- 2015/12/04 掲載
インフォテリアとテックビューロが事業提携 金融システムコストを1/10以下に
テックビューロは国内では唯一プライベート・ブロックチェーン実装技術を保有するフィンテック企業である。2014年6月に事業を開始した。現在はブロックチェーン製品「mijin」を開発中。同製品の発売開始に向け、準備を進めているという。
ブロックチェーンとは、P2P方式によるデータ処理の基盤技術である。複数のコンピューターが分散型合意形成を行い、暗号署名しながらブロック単位で複数データを処理する。バックアップや冗長化も必要なく、コスト削減が可能であり、金融機関にも注目されている。
協業内容としては、まず、異なるコンピューターシステムのデータをノンプログラミングで連携できるミドルウェア「ASTERIA WARP」と、クラウド上や自社データセンター内に、企業内や企業間で利用可能なプライベート・ブロックチェーン環境を構築できるプラットフォーム「mijin」を組み合わせた実証実験を開始する。その後、ブロックチェーン技術を広めるためのセミナーを共同開催。最終的に、「ASTERIA WARP」と「mijin」を接続するアダプタを開発・販売する。
今後、「mijin」は、インフォテリアとの協業によりデータ接続のバリエーションを強化することや、共同セミナー等開催により、2016年度中に1,000ダウンロードを目指すという。また、インフォテリアのASTERIA WARPにおいても、今回の事業提携をきっかけに、金融機関に対するパッケージソフトの提案力を強化し、ASTERIAシリーズとしての金融機関での導入件数を2020年度には2015年度比で倍増を目指すという。
インフォテリアのASTERIA導入社数は5,000社を突破し、企業データ連携市場(EAI/ESB)では9年連続シェアNo.1を獲得している。
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