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  • 2016/01/30 掲載

アウディの自動運転への取り組みとは 「機械学習は現代でもっとも破壊的な技術」

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機械学習を活用すれば、何百何千どころか、それこそ、何百万もの運転状況を車が解析し、人間には不可能なレベルで学習することも可能になる――。このように語ったのは、CES 2016に訪れたアウディ幹部だ。自動運転を実用化させる上では、機械学習や人工知能のアプローチが非常に重要になってくる。アウディの機械学習への取り組みについて、NVIDIAブログが紹介した。
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CES 2016におけるアウディ展示の目玉、デジタル・コクピット
「どちらから進入しても一時停止しなければならない十字路について、16歳で運転を覚えた人物が遭遇する状況の数は、1年間でせいぜい1000件くらいでしょうか。でも、我々のシステムなら、何十万、何百万もの状況から学べます。そういう状況を記録、解析し、そこから学んで行動を改善できるのです。だから、このような車は、人よりずっとよく学べるわけです」

 そう語るのが、アウディ・エレクトロニクス・ベンチャー マネージング・ディレクターのピーター・シュタイナー氏だ。

 アウディでは、アウディ・ユーザに人気のアドバンスト・ドライバ・アシスタンス機能について、新機能の投入や既存機能の改善を続けつつ、完全自律型ビークルの開発を推進している。昨年のCES直前には、自動運転のA7セダンをサンフランシスコからラスベガスまで走らせたりしている。

 アウディでは、ドライバ・アシスタンス・コントロール・ユニットの「zFAS」やインフォテインメント・システムのMIBにNVIDIAの「Tegraプロセッサ」を組み込むなど、協力関係にある。

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 アウディで電気電子開発を統括しているリッキー・フーディ氏は「NVIDIAと緊密に協力しているおかげで、アウディは、新しいテクノロジを素早く採用し、消費者家電業界並みのイノベーション・サイクルで動くことができます」と述べている。

 またアウディは、クラウド対応の高画質マッピング事業「HERE」をBMWおよびダイムラー・ベンツと共同で所有している。このHEREの地図と高度な車載センサとをつなぐことで、ディープラーニング・システムに豊富なデータを提供し、ドライバ・アシスタンス・システムの高機能化を実現しようとしている。

「人工知能という技術、機械学習という技術を推しすすめ、人間並み、さらには人間を超える認知能力を得たいと考えています。機械学習というのは、現代でもっとも破壊的な技術だと思いますし、それは自動車産業に限らない話だと思うのです」(フーディ氏)

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