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  • 2015/07/10

GE イメルトCEO、富士フイルム、コマツ、IHIの各社長が語る、IoT時代の製造業革新

ドイツの「インダストリー4.0」、米ゼネラル・エレクトリック(GE)が提唱する「インダストリアル・インターネット」、中国の「互聯網+(インターネットプラス)」、そして日本。今、さまざまな国が新しいものづくり時代のリーダーになろうとつばぜり合いを繰り広げている。あらゆるモノがインターネットにつながる「IoT」の時代において、製造業はどう変わっていくのか。米GEのジェフリー・R・イメルトCEO、IHIの斎藤保 社長、コマツの大橋徹二 社長、富士フイルムホールディングス 古森重隆 会長が一同に介し、それぞれの考える未来を語った。

(取材・執筆:編集部 松尾慎司)

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GE 会長兼CEO ジェフリー・R・イメルト 氏

“簡素化”というのは今生きている社会では非常に重要

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 ゼネラル・エレクトリック(GE)は9日、「日本と創造する未来の産業(Inventing the next industry era with Japan)」を開催した。

 最初に登壇したイメルト氏はまず、ギリシャショックや中国株暴落の現状に対して、「低成長で不安定な状況の中でも、確実に成長していかなければならない」と指摘。製造業として成功を収めるには、テクノロジーがもっとも重要であると主張した。金融業のGEキャピタルの売却もあったが「GEのコア・コンピタンスは何なのかを突き詰めた結果だ」という。

 いまイメルト氏が注目するポイントは大きく4つある。

 1つ目は「ソフトウェアとアナリティクスが何より大事だ」ということ。製造業の企業であっても、明日にはソフトウェアのアナリティクスの企業にならなければならないかもしれない。

「今やガスタービンには200から300のセンサーがある。飛行機を飛ばせば1テラバイトのデータになり、これを分析すれば顧客を成功に導くことが可能になる。産業の時代においては、すべての製造業はソフトウェアでの分析が必要になる」

 2つ目は「製造業では再発明が必要」ということ。新たなコンピューティングモデルで製品をつくり、工場を自動化し、製造業の新たな道筋をつけなければならない。

「GEにおいても安価な労働力をどこで獲得するか、というテーマの重要性は低くなってきている。サプライチェーンのデジタル化、新たな生産プロセスを築いていくことが大切だ」と説いた。

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 イメルト氏が3つ目に重要だと主張するのは「ビジネスモデルのイノベーション」だ。テクノロジーの革新が重要なのと同じように、ビジネスの進め方も変えていかなければならない。

「お客さまは、ものを買うというより、利用することにお金を払っていく」

 GEは古い企業で、新興企業からは絶好の標的になる。それに対応するためには、変化に対応できるビジネスモデルが必要になる。

 最後、4つ目が「企業の文化」だ。中国やギリシャのような複雑な問題に対応するには「シンプル化しかない」。リスクに対応できるシンプルさが必要だと主張した。

 同社は「FastWorks」というリーンをさらに進めた製品開発プロセスを推進している。顧客の課題にフォーカスし、「構築」「計測」「学習」のサイクルを素早く回して変化にも対応する。

「リーンは25年前、日本で生まれた。今シリコンバレーではFastWorksという考え方が出てきており、“早さ”が求められるようになってきている」

 自社の持つ情報もリソースもプロセスもシンプルにする。「“簡素化”というのは今生きている社会では非常に重要だ」。

【次ページ】富士フイルム 古森会長はいかなる情報から経営判断するのか

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