• 2012/02/08 掲載

三菱商事とインドIT最大手タタ、ITサービス会社「日本TCSソリューションセンター」を共同設立

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インド最大のグローバルITサービス企業、タタ コンサルタンシー サービシズ(以下、TCS)と三菱商事は8日、2012年1月24日、日本企業のグローバル化推進をサポートするITサービス共同事業会社「日本TCSソリューションセンター」を設立したと発表した。
 新会社の資本金(設立時)は3.5億円で、TCSの日本法人であるタタ コンサルタンシー サービシズ ジャパン(以下、TCSJ)が60%、三菱商事が40%を出資し、東京を本拠地として営業を開始する。TCSにとっては、日本国内初の近隣サービス提供拠点となる。

 両社は日本国内にTCSの拠点を設立することで、グローバルITサービスに関して対応できる体制を構築する。さらに、三菱商事のブランド力や日本市場におけるノウハウ、TCS独自のグローバル・ネットワーク・デリバリー・モデル(Global Network Delivery Model)を活用して、競争力の高いグローバル水準のサービスを提供していくという。

 なお、同社のグローバル・ネットワーク・デリバリー・モデル(Global Network Delivery Model)とは、インドを中心としたオフショア拠点と顧客の拠点と比較的近い地域にある拠点を有機的に協業させ、コストと品質を両立にバランスさせることにより、顧客にとって最適な体制を提供するサービスモデルのこと。

 新会社は、ITインフラ・アウトソーシングおよびビジネス・プロセス・アウトソーシング(BPO)、システム・インテグレーション、アプリケーション開発、保守・運用サービスおよびエンジニアリングサービスなどのITサービス全般のサービス提供を行い。新会社の営業機能はTCSJが担う。

 TCSからはN.チャンドラセカランCEO、三菱商事からは鍋島英幸代表取締役副社長が新会社の取締役に就任し、マネジメントレベルにおいて戦略面の連携を図る体制とする。

 なお、両社は新会社の設立に加え、すでに幅広い分野での協業・連携を開始している。TCSのノウハウやネットワークを活用し、三菱商事の海外拠点向けITサポート体制の整備について検討を開始しているほか、TCSのトレーニングセンター(インド)で、三菱商事のビジネスサービス部門および同社グループであるアイ・ティ・フロンティアの新入社員研修を実施している。

 今後も、両社共同での取り組みや各層での人材交流を継続的に検討・実施し、さらなる事業拡大および機能強化の実現を目指す考え。

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