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  • 2015/03/09 掲載

「4人に1人が誤送信経験あり」 MOTEXが発表、業務メールのエラーは減らせるか?

Webメールサービス 利用実態調査

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ソフトウェア開発会社であるエムオーテックス(以下、MOTEX)は、「Webメールサービスの利用実態」の調査は、20代から60代の男女を対象としてWebメールサービスの利用状況、メール誤送信の経験についてアンケートを行った。メール誤送信は企業の信頼に重大な影響を及ぼすにもかかわらず、調査ではメール誤送信に対するリスク管理の甘さが露呈することになった。悪質メールやフィッシングメールなどの被害実態をふまえて、どのようなWebメールサービスのリスク管理を講じるべきか。これらの対策について、MOTEX技術顧問でもあるHASHコンサルティング 代表 徳丸 浩氏がコメントした。

MOTEXがメール誤送信に関するアンケート調査を実施

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「NO MORE情報漏えいプロジェクト特設サイト」のサイト画像
 2014年に発足された「NO MORE情報漏えいプロジェクト」の一環として、MOTEXは、「Webメールサービスの利用実態」を20代から60代の男女を対象としてアンケート調査を行った。

 ネットワークセキュリティやIT資産管理を専門に扱う同社では、情報漏えいなどの社会的問題に対して、積極的に調査を続けている。調査方法はインターネット調査で行い、期間は2014年の12月24日から2015年の2月5日まで。全国の20代から60代の男女合計140人に実施した。

 アンケート概要は、「Webメールサービスの利用状況について」と「メール誤送信について」など。またメールの誤送信に対しての対応策の実施の有無、また迷惑メールや悪質メール、フィッシングメールなどの被害状況なども調査概要に含まれる。

Webメールサービスの利用状況の概要

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 まず業務・私用時に利用しているWebメールサービスの概要についてだ。

 アンケート項目は、業務用で利用しているサービスの回答項目は、Google Apps/Gmail(会社独自ドメインを使用)、Outlook.com(hot mail)、Google Apps/Gmail(gmail.comを使用)、Yahoo!メールの計4項目。私用で利用しているサービスの回答項目は、Gmail、docomoなど携帯電話キャリア提供のメールサービス、Yahoo!メール、BIGLOBEなどプロバイダ提供のメールサービス、Outlook.com(hotmail)の5項目が列挙される。

 ここで明らかになったのは、業務・私用時どちらもGoogleのGmailがトップシェアを占めている。業務用メールの利用シェアを見るとGoogle Apps/Gmail(会社独自ドメインを使用)とGoogle Apps/Gmail(gmail.comを使用)を合せると全体の65%を超える結果となった。私用時に関しても、全体の28.9%を占めている。

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業務・私用ともにGmailが支持を集め、Webメールサービス利用率1位に。
(出典:MOTEX調べ)


メール誤送信経験はある?その後の対策・対応は?

 メールの誤送信に関する調査では「メール誤送信の経験がありますか?」という問いに対して、全体の半数近くの45.7%があると答え、「業務メールで誤送信をしたことがある」と答えた人は全体の25%と、4人に1人が誤送信の経験あり、という結果になった。「私用メールで誤送信をしたことがある」と答えた人は全体の9.3%、「業務メールと私用メール、両方で誤送信をしたことがある」と答えた人は11.4%になった。そしてメール誤送信を経験した約72.3%の人が2回から4回の頻度で誤送信をしていると回答した。

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メール誤送信経験者の7割以上が、複数回誤ったメールを送信していることが明らかになった
(出典:MOTEX調べ)


 メール誤送信対策を有無ついても調査された。「業務メールの誤送信の対策はしていますか?」の問いにもっとも回答率が高かったのは、「送信前の目視確認・指さし確認」の57.1%である。また、12.9%の人が「誤送信防止ツールを使用している」と回答した層も一定数存在している。

 一方で、27.1%の人が「特にしていない」と回答してメール誤送信に対するリスク管理の低さが見られた。

 そして「業務メールの誤送信後の対処はしていますか?」という問いに対しては、「送信先にメールの削除を依頼」が45.7%で1位で、つづいて「上司に報告」と答えたのが28.2%だ。「被害を与えた企業に報告・謝罪」は全体の7.5%という結果になった。

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業務メールの誤送信対策を講じていない人が約3割に
(出典:MOTEX調べ)


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