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  • 2010/05/21

関西流ベタベタIT商法の挑戦64~20万円ポッキリでネット営業を支援

合同会社 関西商魂 代表 中森勇人

都市部を中心に歯科医院の乱立が問題になっている。2007年のデータによると、全国の歯科診療科は約6万7000箇所でコンビニの店舗数の約4万店を上回る。歯科医の5人に1人が年収300万円未満だという調査報告もある。患者の減少で廃業に追い込まれる医院もあり、競争は激化する一方だ。

中森勇人

中森勇人

合同会社 関西商魂
代表

そんな歯科医院やクリニックの強い味方として現れたのが大阪に本社を持つホームページ研究会。代表の長渡恒久(ながと・つねひさ)さん(56)は元一部上場企業の会社員。システム管理者やWebマスター、事業企画を担ってきた経験を生かし、ホームページをフル活用した広告宣伝会社を5年前に立ち上げた。

歯科向けホームページの作成やブランディングセミナーの開催、DMによる集客などを行い、新規患者を獲得。サービスを導入後、新患が2倍になったという医院もあり、長渡さんの会社も毎年15%の成長率をマークしている。

スタートは同業者の営業支援

 長渡さんがクリニック向けの事業を行うようになったきっかけは行政書士の資格を取得した8年前までさかのぼる。
長渡さんは「新しい人事制度の導入で年収が200万円もダウンしたのです。会社での将来性は見込めないし、このまま残っていても給与は下がる一方。そこで独立を視野に入れ、資格を取ることにしたのです」と当時を振り返る。

 勤務の傍ら勉強を続け、合格率8%の狭き門を突破。ところが、独立するという目論みは外れてしまう。すでに開業していた行政書士から全然仕事がないと嘆きの声を聞いたのだ。ここでめげないのが関西商人。休日を利用して「士業のための営業セミナー」を企画し、ホームページなどで参加者を募った。

 参加者からはセミナー代がもらえ、講師からはノウハウを得ることができ、同時にホームページでの集客方法を試すこともできる。まさに一石三鳥。さらにセミナーの成功を知った出版社から本にしたいというオファーがあり、「士業のための3カ月で月収100万円にする方法(同文舘出版)」を出版した。

 長渡さんは出版を機にセミナー講師として招かれるようになり、週末には講師として各地に赴いた。参加者からホームページの開設やメールマガジンの要望を聞きいているうちにネットを活用した営業支援が事業として成り立つことを確信。友人と提携して集客に役立つホームページを制作する「ホームページ研究会」を設立し、念願の独立を果たした。事業を展開するうちに会計事務所とのつながりができ、顧客である歯科医院やクリニックの窮状を知り、独自の営業キットを開発することになる。

客を呼び込むブランディングパック

 ホームページ研究会の売りは歯科向けのブランディングパック。ホームページ、ホームページ紹介カード、QRコード、ケータイホームページをセットにして199,900円で提供している。中でもホームページ紹介カードは名刺サイズなので財布などに入り、チラシのように捨てられない。さらに受け取った人が常時携帯するため、友人との雑談の際に手渡すことができる。カード自体で医院の雰囲気がわかることやQRコードからケータイホームページに誘導できるなど医院のファン作りに役立っている。

 実際に14件のクリニックで調査をしたところ、カードを活用した場合と使っていない場合とでは一ヶ月の平均アクセス数が692対289と2.39倍の差が出たのだという。ユーザーからも「ホームページからの問い合わせや来院が増えた」との声が寄せられ効果は覿面だ。長渡さんは「好評につき199,900円で会計事務所向けのブランディングパックも新規発売します。これからも顧客の増収増患のための新規事業を追加していき、業績を上げるためのお手伝いをしていきます」と抱負を語る。

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