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- 2011/11/18 掲載
なぜ多様なスタートアップ企業群が大企業に勝るのか(後編):篠崎彰彦教授のインフォメーション・エコノミー(36)
IBMのオープン戦略は正しかったのか?
中央大学国際情報学部教授/九州大学名誉教授
九州大学経済学部卒業、九州大学博士(経済学)。経済企画庁調査局委嘱調査員、日本開発銀行ニューヨーク駐在員、ハーバード大学イェンチン研究所客員研究員、九州大学大学院経済学研究院教授等を経て2026年より現職。経済財政諮問会議「成長力加速プログラム・タスクフォース」委員、内閣府経済社会総合研究所主任研究官、総務省参与、社会情報学会理事・同評議員、九州大学経済学会会長などを歴任。貿易奨励会優秀賞、テレコム社会科学賞、ドコモ・モバイル・サイエンス賞などを受賞。専門は情報技術革新の経済効果分析。
・著者:篠崎 彰彦
・定価:2,600円 (税抜)
・ページ数: 285ページ
・出版社: エヌティティ出版
・ISBN:978-4757123335
・発売日:2014年3月25日
組織の内と外の資源をどう活かすか
もちろん、連載の第29回でみた「コースの法則」からもわかるように、内部化のメリットが大きい場合は、ヒト、モノ、カネ、情報といったさまざまな経営資源を企業内に囲い込むのが得策だ。それは、企業の巨大化だけでなく、多角化を促す原動力にもなる。なぜなら「範囲の経済性(Economies of Scope)」が生まれるからだ。
範囲の経済性とは、同じ組織の内部にあるさまざまな経営資源を複数の生産活動に応用するほうが、それらを別々の企業で生産するよりも費用が節約できて効率的になることをいう。たとえば、コンビニエンス・ストアは、単にモノを販売する小売店舗としてだけでなく、宅配便の受け渡しや、小口資金の振込み、ATMでの現金の引き出し、コピーやFAXなど、各種の対個人サービスを提供する場として、効率的に収益をあげている。
多角化の論拠となった範囲の経済性
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