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  • 2012/04/05

トヨタ自動車、企業内訓練校「トヨタ東日本学園」の概要を発表 モノづくりの中核人材を育成

トヨタ自動車、セントラル自動車、トヨタ自動車東北、関東自動車工業は4日、2012年7月に設立予定の「トヨタ自動車東日本」の企業内訓練校「トヨタ東日本学園」の概要を発表した。

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「トヨタ東日本学園」のイメージ
 「トヨタ自動車東日本」は、セントラル、トヨタ東北、関東自動車の3社が統合して設立される企業。

 トヨタはかねてから「モノづくりは人づくり」との理念に基づき人材育成を行っており(参考リンク:トヨタ 副会長 岡本一雄氏:企業に変化を起こすものづくり・人づくり、トヨタの求める人材像とは)、「トヨタ自動車東日本」においても中長期を見据えた人づくりを通じてモノづくり基盤を強化するため、「トヨタ東日本学園」を宮城県黒川郡に設立する。第一期生の募集は2012年7月より開始し、2013年4月に開校する。定員は30名。東北地方の工業高校新卒者を対象に募集する。

 具体的には、生産技術や機械設備について学ぶ製造設備科を設置。現場経験を持った指導員のもと、厚生労働省が定める職業能力開発促進法に基づく認定職業訓練に沿った教育を1年間行い、モノづくり現場の中核人材を育成する。

 年間1760時間の授業は、約6割が技能実習、約3割が心身教育、約1割が学科教育の総合教育とするほか、東北のモノづくりのルーツを学ぶなど東北に根ざした教育も行う。そのほか、訓練行事やクラブ活動、地域ボランティア活動などのプログラムも予定しているという。

 また、「トヨタ東日本学園」の設計コンセプトは、「人づくり」「環境・エネルギーマネジメント」「地域連携」の3つを柱とする「三位一体で未来の力を育てる学園」。

 「人づくり」においては、生産技術や機械設備についての専門教育を行うために必要な実習設備を学園棟に備える。

 「環境・エネルギーマネジメント」においては、冬季の空調負荷低減を図るための高断熱構造や、照明人感センサー、ビオトープによる周辺緑化など、さまざまな省エネルギー策を導入することで、エネルギー負荷(電力使用量)の少ない建物計画とする。

 また、学園を「工業団地を中心とした新しいスマートコミュニティ」として取り組んでいるF-グリッド構想と連携させ、発電・蓄電機能を活用することで、効率的なエネルギーマネジメントを行う。

 具体的には、学園に太陽光発電設備を設置し、あわせて自動車用バッテリーも活用して蓄電池を設置して、セントラル宮城工場のコジェネレーション発電システムとつなぐ。これにより、昼間は、太陽光発電による蓄電分を使用するほか、余剰電力が発生する工場非稼動の時間帯にコジェネレーション発電システムから蓄電した電力も使用する。

 さらに、学園施設内の電力使用量やCO2排出量を可視化し、生徒や教員の参加型による省エネ活動を推進する。

 「地域連携」においては、学園の施設を一般開放し、小学生・中学生向けの工作教室の開催や、社外者向けの短期技能講座を開催して、地域におけるモノづくり人材の育成支援にも取り組む。

 そのほか、災害時に、地域における情報受発信拠点としても学園施設を利用できるよう、コジェネレーション発電や太陽光発電に加え、非常時に電源として活用できる給電機能付プラグインハイブリッド車などを配備するほか、衛星電話や携帯電話の充電ステーション、災害時活用可能な情報モニターなどを設置する。

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